ピナ・バウシュとは?
ぴなばうしゅ
ピナ・バウシュは、ダンスと演劇を融合した「タンツテアター」で20世紀のコンテンポラリーダンスに革命をもたらしたドイツの振付家です。
ピナ・バウシュ(Pina Bausch、1940〜2009年)は、ドイツ・ゾーリンゲン生まれの振付家・ダンサーです。エッセンのフォルクヴァング芸術大学でクルト・ヨースに師事した後、アメリカに留学。帰国後の1973年に「ヴッパータール舞踊団」の芸術監督に就任し、以後同団体を世界最高峰のダンスカンパニーのひとつに育て上げました。
バウシュが確立した「タンツテアター(Tanztheater)」は、従来のバレエやモダンダンスの様式を超え、ダンス・演劇・音楽・映像・美術を一体化した総合舞台芸術です。作品は抽象的な日常の断片や繰り返しの動き、俳優による語りを組み合わせ、愛・孤独・人間関係の複雑さを詩的かつ生々しく描きました。
代表作には以下があります。
- 「カフェ・ミュラー」(1978年) — 目を閉じた人物が椅子やテーブルにぶつかりながら空間を移動する作品
- 「コンタクトホーフ」(1978年) — 男女の関係性を大人数の群舞で表現
- 「ネフェス」など各都市との共同制作シリーズ
バウシュは出演者への問いかけを元に作品を構築するという独自の創作プロセスでも知られ、ダンサー一人ひとりの個性と体験が作品の根幹をなしています。2009年に急逝しましたが、その影響はヴィム・ヴェンダース監督のドキュメンタリー映画「Pina」(2011年)などを通じて現在も世界中に広まり続けています。
使い方・例文
「ピナ・バウシュの名は、ダンスと演劇の境界を壊した革新的な舞台表現を語るときに必ず挙げられます。」
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