ピエロ・デッラ・フランチェスカとは?
ぴえろでっらふらんちぇすか
ピエロ・デッラ・フランチェスカは、15世紀イタリア・ルネサンスを代表する画家で、数学的透視図法と静謐な美しさで知られます。
ピエロ・デッラ・フランチェスカ(Piero della Francesca、1415頃〜1492年)は、イタリア・トスカーナ地方のボルゴ・サンセポルクロ出身のルネサンス期の画家・数学者です。精緻な幾何学的構成と透視図法、静謐で神秘的な雰囲気を持つ絵画で15世紀イタリア絵画史に独自の地位を築きました。
彼の作品の最大の特徴は、建築的ともいえる厳格な空間構成にあります。人物は彫刻のように堅固に描かれ、光は均一で影は少なく、画面全体に瞑想的な静けさが漂います。代表作としては以下が挙げられます:
- 『キリストの洗礼』(ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵)
- 『アレッツォのサン・フランチェスコ聖堂のフレスコ画(聖十字架伝説)』
- 『ウルビーノ公フェデリコ・ダ・モンテフェルトロの肖像』
ピエロは絵画制作と並行して数学・透視図法の理論研究も行い、著作『絵画の透視図法について』を著しました。この理論的探求は後のレオナルド・ダ・ヴィンチらにも影響を与えたとされています。
長く忘れられていた存在でしたが、19〜20世紀に再発見・再評価が進み、現在では盛期ルネサンスへの橋渡しをした重要画家として美術史上に確固たる位置を占めています。
使い方・例文
美術館でルネサンス絵画の展示を鑑賞する際、ピエロ・デッラ・フランチェスカの作品は数学的な美しさと宗教的静謐さの説明とともに紹介されることが多いです。
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