ビルドアップとは?
びるどあっぷ
ビルドアップとは、サッカーにおいて自陣後方から組織的なパスワークで前線へボールを運ぶ攻撃の起点となる戦術プロセスです。
ビルドアップ(build-up)とは、サッカーにおいて守備側の自陣から前線に向けてボールを組織的に前進させる一連のプレーを指します。単に蹴り出すのではなく、ゴールキーパー・センターバック・ボランチなどがポジションを取り直しながらパスをつないで局面を打開する、現代サッカーの根幹をなす戦術概念です。
ビルドアップの主な目的は次の通りです。
- 相手のプレスを回避しながらボールを安全に前進させる
- 相手の守備ブロックを動かし、スペースを作り出す
- ボール保持によって試合テンポをコントロールする
- サイドや中央など複数の経路から攻撃を選択できる状況を作る
形態は主に3バックビルドアップと4バックビルドアップに分かれます。4バックのチームでは、センターバック2枚とゴールキーパーで三角形を作り、サイドバックが高い位置を取るか、ボランチが下りてきて数的優位を確保することが多いです。近年ではペップ・グアルディオラが率いたバルセロナやマンチェスター・シティが高度なビルドアップを体現し、世界的に注目されました。
相手チームはハイプレス戦術でビルドアップを妨害することがあり、ビルドアップの質はチームの守備起点のポジショニング能力にも直結します。現代サッカーでは監督の戦術哲学を最も色濃く反映する局面の一つとされています。
使い方・例文
試合中に「センターバックがゆっくりとパスをつなぎながら前進している」シーンがあれば、それがビルドアップの場面です。解説では「今日のビルドアップが上手くいかず前線が孤立している」などの表現で使われます。
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