本文へスキップ

パブロ・カザルスとは?

ぱぶろ・かざるす

パブロ・カザルスとは、20世紀を代表するスペイン出身のチェロ奏者・指揮者・作曲家で、バッハの無伴奏チェロ組曲の演奏で世界的名声を得た音楽家です。

パブロ・カザルス(Pablo Casals、1876〜1973年)は、スペインカタルーニャ地方ヴァンドレイユ(現フランス領)生まれのチェロ奏者・指揮者作曲家です。近代チェロ演奏の父とも呼ばれ、20世紀クラシック音楽史において最も偉大な演奏家の一人とされています。

カザルスが音楽史に残した最大の功績の一つは、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」の復興です。この曲集は長らく単なる練習曲として扱われていましたが、カザルスは少年時代に楽譜を発見してから約12年にわたって研究し、その芸術的価値を世界に示しました。1936年から1939年にかけてSP盤に録音したこの演奏は、現在も不滅の名盤として評価されています。

演奏面では次のような特徴が知られます。

  • 歌うように豊かに鳴り響く弓法(ボウイング)
  • 音楽の自然な呼吸感と語り口の表現
  • 左手のポジション移動技術の革新

スペイン内戦後にフランコ独裁政権に反対してスペインを去り、長年にわたって公の演奏活動を自粛しました。晩年はプエルトリコやフランスのプラドに拠点を置き、カザルス音楽祭を主宰しながら平和活動にも力を注ぎました。国連本部での平和のコンサートも大きな反響を呼んでいます。

使い方・例文

クラシック音楽の入門書や音楽史の授業で「パブロ・カザルスのバッハ無伴奏チェロ組曲の録音は、チェロという楽器の地位を大きく高めた歴史的名演として必ず言及される」と紹介されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語