リン・ハレルとは?
りん・はれる
リン・ハレルは、20世紀後半を代表するアメリカ出身のチェロ奏者で、豊かな音色と卓越した技術で世界的に高く評価されました。
リン・ハレル(Lynn Harrell、1944〜2020年)は、アメリカ合衆国出身のチェロ奏者です。ニューヨーク生まれで、バリトン歌手であった父マック・ハレルの影響を受けて音楽の道へ進みました。ジュリアード音楽院でレナード・ローズに師事し、その後ヤーノシュ・シュタルケルにも学びました。
1961年、17歳でクリーヴランド管弦楽団の首席チェロ奏者に就任し、当時の最年少記録として話題を集めました。その後、ソリストとして独立し、豊潤で深みのある音色と高い音楽性によって国際的な評価を確立しました。
ハレルの演奏スタイルは、技術的な完成度の高さに加え、作品の内面を丁寧に表現する音楽性で知られています。特にドヴォルザークやエルガーのチェロ協奏曲の録音は高い評価を受けています。また、ピアニストのウラディーミル・アシュケナージやヴァイオリニストのイツァーク・パールマンとの室内楽も名演として名高く、三者によるトリオ演奏は特に人気を博しました。
教育者としても優れ、英国王立音楽院やロサンゼルス・フィルハーモニックの音楽監督、そしてシンシナティ音楽院の学長を歴任しました。2020年に逝去するまで演奏・教育の両面で後進の育成に尽力し、チェロ界に大きな足跡を残しました。
使い方・例文
クラシック音楽の解説書やチェロの名盤特集で「20世紀を代表するチェリスト」として取り上げられます。またドヴォルザークのチェロ協奏曲のおすすめ録音を調べると必ず名前が登場します。
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