バース予約制とは?
ばーすよやくせい
バース予約制とは、船舶が港の係留場所(バース)に着岸する日時をあらかじめ予約・調整する港湾管理の仕組みのことです。
バース予約制(バースよやくせい)とは、港湾において船舶の係留場所であるバース(berth)の使用を事前に申請・予約し、着岸日時と使用岸壁を調整する制度のことです。港湾管理者や埠頭会社が窓口となり、船会社や荷主から寄港計画を受け付けて調整を行います。
海上輸送では複数の船舶が同じ港に集中して入港することがあり、バースが不足すると沖合いで待機(沖待ち)が発生します。沖待ちは燃料費・時間・人件費のロスになるため、事前予約によってバースの稼働を平準化し待機時間を削減することがバース予約制の主な目的です。
制度の運用上のポイントは次のとおりです。
- 入港予定の数日〜数週間前に船会社が申請し、港湾管理者が枠を割り当てる
- コンテナ船・タンカー・バルクキャリアなど船種別に専用バースが設定される場合が多い
- 荷役計画(クレーン・ヤード・トラック)と連動してターミナル全体の効率化を図る
- 予約枠に間に合わない場合のペナルティや優先順位ルールが設けられることもある
近年は港湾情報システムや電子手続き(Port Community System)との連携により予約・調整がオンライン化されており、船舶の到着情報をリアルタイムで共有することでバース配分の精度が向上しています。日本でも主要港でバース予約制が導入されており、港湾の国際競争力強化策の一環として整備が進められています。
使い方・例文
大型コンテナ船が横浜港に入港する際、船会社はあらかじめバース予約制に基づいて着岸岸壁と日時を申請し、ターミナルオペレーターとのクレーンスケジュールを調整します。
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