バカラウとは?
ばからう
バカラウとは、塩漬け・乾燥させたタラ(主にタイセイヨウダラ)のことで、ポルトガルをはじめとするヨーロッパや南米の料理に欠かせない食材です。
バカラウ(Bacalhau)は、タイセイヨウダラ(Atlantic cod)を塩漬けにして長期間乾燥させた保存食品で、ポルトガル語圏で広く親しまれています。日本では「塩タラ」「干しダラ」に相当しますが、バカラウはより強烈な塩漬けと長時間の乾燥が特徴で、独特の風味と食感を持ちます。
バカラウの歴史は15〜16世紀のポルトガルの大航海時代にさかのぼります。当時、長期の航海に耐えられる保存食として大西洋のタラが塩漬けにされ、船上食料として重宝されました。その後ポルトガル国内だけでなく、植民地だったブラジルや西アフリカ、カーボベルデなどにも文化として広がりました。
調理前には長時間(通常24〜48時間)水に浸けて塩抜きと戻しを行います。ポルトガルでは「バカラウには1001のレシピがある」と言われるほど調理法が多彩で、代表的な料理には以下があります。
- バカラウ・ア・ブラス:細切りにして卵・ポテトと炒めた定番料理
- バカラウ・コン・ナタス:クリームソースで焼いたグラタン風
- コジード:野菜・豆類との煮込み料理
ポルトガルの国民食として文化的アイデンティティとも結びついており、クリスマスや復活祭など重要な祝祭日の食卓にも欠かせない存在です。
使い方・例文
ポルトガルのレストランでは「バカラウ・ア・ブラス」が定番メニューとして登場し、スーパーでは干し上がった状態の板状バカラウが一年中販売されています。
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