ハーフプレキャストとは?
はーふぷれきゃすと
ハーフプレキャストとは、工場で製造したプレキャストコンクリート板を型枠と底版を兼ねて設置し、その上に現場打ちコンクリートを打設して一体化させる複合工法です。
ハーフプレキャスト(Half Precast)は、プレキャスト工法と現場打ちコンクリートの両方の長所を組み合わせた工法で、「合成スラブ工法」とも呼ばれます。建築・土木の両分野で広く普及しています。
基本的な仕組みとして、工場で製造した薄いプレキャストコンクリート板(厚さ60〜80mm程度が多い)を現場に搬入し、梁や壁の上に設置します。このプレキャスト板がそのまま型枠と下端主筋の役割を果たします。その上に現場打ちコンクリートを打設して養生することで、プレキャスト板と一体化した合成スラブが完成します。
工法の利点は以下のとおりです。
- 型枠の設置・解体作業が不要なため労力と工期を削減できる
- 下面仕上がりが工場製品のため美観が良く追加仕上げが不要なケースもある
- 完全プレキャストに比べ接合部の一体性が高く構造的に有利
- 設備配管を現場打ち部分に埋め込む設計変更に柔軟に対応できる
適用場面と注意点として、集合住宅の床スラブ、橋梁の床版、駐車場・工場床などで多く用いられます。プレキャスト板と現場打ちコンクリートの付着・一体性確保が構造性能のカギであり、板上面のせん断キーや突き出し鉄筋の設計が重要です。
使い方・例文
マンション建設のスラブ工事で工場製造の薄いコンクリート板を敷き並べて型枠代わりに使い、その上にコンクリートを打設して床を完成させる場面で登場します。
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