ハードエッジとは?
はーどえっじ
ハードエッジとは、1950〜60年代のアメリカを中心に生まれた抽象絵画の様式で、輪郭を明確な境界線で区切り、均一に塗り分けた色面で構成する表現手法です。
ハードエッジ(Hard-Edge Painting)は、1950年代後半から1960年代のアメリカで発展した抽象絵画のスタイルです。美術批評家ジュールズ・ラングスナーが1959年に命名したとされ、カリフォルニアの画家たちの仕事から発展しました。
その名が示すとおり、色と色の境界線が一切ぼけることなくくっきりとした輪郭(ハードエッジ)で分かれているのが最大の特徴です。絵具はキャンバスに均一な膜として塗られ、ブラシの跡や筆触(タッチ)を残さない平坦な色面が作り出されます。これは感情や身体性を表面に残したアブストラクト・エクスプレッショニズム(抽象表現主義)への反動として生まれた側面があります。
ハードエッジの主な特性は次のとおりです。
- 色と色の間に明確で鮮明な境界線
- 絵具を均質に塗った平坦な色面(フラットペインティング)
- 幾何学的な形の多用
- 作者の手の痕跡を排除した「匿名的」な表面
使い方・例文
エルスワース・ケリーの大きな赤と緑の色面が鋭い境界線でぶつかる作品が、ハードエッジの典型として美術館でよく展示されています。
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