ハンプとは?
はんぷ
ハンプとは、鉄道の貨物ヤードで車両を効率よく仕分けるために設けられた小高い丘状の線路設備で、重力を利用して車両を自動的に振り分けます。
ハンプ(Hump)とは、主に鉄道貨物の操車場(ヤード)において使用される設備で、線路上に設けられた小高い丘(こうした形状を英語でhump=こぶと呼ぶ)のことです。この丘の頂上から貨車を静かに押し出すことで、重力によって貨車が自走し、ポイント(転轍機)の切り替えによって目的の線路に誘導・仕分けされます。
ハンプ方式の仕組みは以下の通りです。
- 機関車が貨車をハンプの頂上まで低速で押し上げる
- 頂上を越えた貨車は切り離され、重力で自走する
- コンピューター制御のポイントと速度制御装置(リターダ)によって適切な線路へ誘導される
- 同じ行き先の貨車が次々と連結・集積される
ハンプ操車場は、大量の貨車を効率よく短時間で仕分けられるため、かつては世界各地の主要貨物拠点に設置されていました。コンテナ輸送の普及に伴い、日本国内では多くのハンプ操車場が廃止されましたが、欧米では現在も大規模なハンプヤードが稼働しています。
また「ハンプ」は道路の速度抑制のために設けられた路面の盛り上がり(スピードバンプ)を指す場合もあります。
使い方・例文
鉄道貨物の特集番組や乗り物関連の解説で「ハンプ操車場」という語が登場し、多数の貨車が坂を転がって自動的に仕分けられる仕組みとして紹介されます。
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