ハンフリー・デービーとは?
はんふりーでーびー
ハンフリー・デービーとは、19世紀初頭のイギリスの化学者で、電気分解によって多くの元素を発見し、安全灯の発明でも知られる近代化学の先駆者です。
ハンフリー・デービー(Humphry Davy, 1778〜1829年)は、イギリスのコーンウォール出身の化学者・発明家です。独学で化学を学び、若くしてブリストルの「空気療法研究所」に参加して亜酸化窒素(笑気ガス)の性質を研究しました。その後、王立研究所の教授となり、一般向けの公開講演で科学の普及にも貢献しました。
デービーの最大の業績は、電気分解を用いた元素の発見です。ボルタが発明した電池(ガルバニ電池)を用いた電気分解により、当時未知だった多くの元素を単離しました。彼が発見した主な元素には、カリウム・ナトリウム・カルシウム・バリウム・マグネシウム・ストロンチウム・塩素などが含まれます。
主な業績と発見は以下のとおりです。
- 電気分解によるカリウム・ナトリウムの単離(1807年)
- カルシウム・バリウム・マグネシウムなど多数の元素発見
- 炭坑用安全灯(デービーランプ)の発明(1815年)
- 塩素が元素であることの証明
- 王立学会会長就任とナイト位授与
デービーランプは炭坑内の可燃性ガスによる爆発を防ぐための安全灯で、多くの炭坑労働者の命を救いました。また彼はマイケル・ファラデーを弟子として育てたことでも知られ、近代電磁気学の発展に間接的に貢献しました。
使い方・例文
化学の授業や元素の歴史を紹介する書籍で必ず登場する人物で、電気化学・元素発見史を学ぶ際の重要人物として位置づけられます。
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