ハンガリアンポイントとは?
はんがりあんぽいんと
ハンガリアンポイントとは、ハンガリー発祥のカラフルなジグザグ幾何学模様を特徴とするキャンバス刺繍の技法です。
ハンガリアンポイント(Hungarian Point)とは、ハンガリーを起源とする伝統的なキャンバス刺繍の技法で、縦・横・斜めの目を組み合わせてダイヤモンド型やジグザグ型の幾何学模様を作るものです。フローレンタインワーク(Florentine work)やバルジェロ(Bargello)とも深く関連し、同一視されることもあります。
キャンバス地(目の粗いメッシュ生地)の経糸・緯糸に沿って、ウール糸やシルク糸を縦長に刺していきます。目の長さと段のずれ方を一定のパターンで繰り返すことで、炎のように揺れる波型や鋭角なジグザグが生まれます。色は段ごとに順に変え、グラデーションや明暗のコントラストが美しい縞模様を形成します。
ハンガリアンポイントの特徴は以下の通りです。
- 幾何学的で規則的なリピートパターン
- 複数色の段彩(グラデーション)が映える
- 縦方向の長いステッチで素早く面が埋まる
- 椅子張り・クッション・財布など実用品への応用が多い
中世ヨーロッパの宮廷で流行し、17〜18世紀の家具や調度品の装飾に多く用いられました。現代でもインテリア刺繍として人気があり、初心者でもパターンを繰り返すだけで豪華な作品が仕上がる点が魅力です。
使い方・例文
クッションカバーにハンガリアンポイントを施す際、赤・オレンジ・黄色とグラデーションになるよう段ごとに糸を替えながら、炎のような波模様を刺し埋めていきます。
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