ハロルド・クレイトン・ユーリーとは?
はろるどくれいとんゆーりー
ハロルド・クレイトン・ユーリーは、水素の同位体「重水素」を発見したアメリカの化学者で、1934年にノーベル化学賞を受賞しました。
ハロルド・クレイトン・ユーリー(Harold Clayton Urey、1893〜1981年)は、アメリカの物理化学者・宇宙化学者で、20世紀科学における重要な発見のひとつ「重水素(デューテリウム)」の発見者として知られています。
1931年、ユーリーは低温での液体水素を蒸発・濃縮させることで、通常の水素原子より質量の重い同位体が残ることを確認し、これを重水素と命名しました。重水素は原子核に中性子を1個もつ水素で、重水(D₂O)の構成要素となり、後に核反応炉や核融合研究の核心的な物質となりました。この功績により1934年のノーベル化学賞を受賞しています。
第二次世界大戦中はマンハッタン計画に参加し、ウラン濃縮技術の開発に携わりましたが、後に核兵器の拡散に対して強く反対の立場をとりました。
戦後は宇宙化学・惑星科学の分野に転じ、地球・月・太陽系の起源と化学的進化を研究しました。スタンリー・ミラーとの共同実験(ミラー=ユーリー実験)では、原始地球の大気条件を再現してアミノ酸の生成を実証し、生命の起源研究に多大な影響を与えました。
使い方・例文
「ミラー=ユーリー実験」は生物の教科書で生命の起源を説明する際に紹介され、ユーリーの名前はそこでよく登場します。
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