ハイブリッド戦とは?
はいぶりっどせん
ハイブリッド戦とは、通常の軍事作戦に加えてサイバー攻撃・情報工作・経済圧力などを組み合わせた現代的な複合型の戦争・紛争手法のことです。
ハイブリッド戦(ハイブリッドせん、英語:hybrid warfare)とは、正規軍による軍事作戦と、非正規戦・情報戦・サイバー攻撃・経済的圧力・政治的工作などを組み合わせた複合的な戦争形態のことです。「ハイブリッド戦争」「複合戦争」とも呼ばれ、21世紀の安全保障上の重要概念となっています。
ハイブリッド戦の主な手段としては以下が挙げられます。
- 軍事的手段:正規軍の展開・特殊部隊の浸透・代理勢力(民兵・傭兵)の活用
- 情報戦・認知戦:偽情報(ディスインフォメーション)の拡散・SNSを通じた世論操作・プロパガンダ
- サイバー攻撃:重要インフラ・政府システム・通信網への攻撃
- 経済的圧力:エネルギー供給の制限・経済制裁・投資規制
- 政治的工作:国内政治への介入・分離主義運動の支援・エリートの買収
ハイブリッド戦が注目されるようになった背景には、2014年のロシアによるクリミア半島の占領があります。この際、制服を持たない「緑の小人」と呼ばれる武装勢力の投入や情報工作が組み合わせて使われたことで、国際社会に新たな脅威類型として認識されました。従来の戦争とテロ・犯罪の境界を意図的に曖昧にする点が特徴で、対応する側は誰が何をしているのか判断しにくいという困難があります。
使い方・例文
選挙期間中に外国勢力がSNSで偽情報を大量拡散して世論を混乱させる行為は、ハイブリッド戦における情報戦の典型例として分析されています。
この用語をシェア
最終更新: