ネルソン・ペレイラ・ドス・サントスとは?
ねるそんぺれいらどすさんとす
ネルソン・ペレイラ・ドス・サントスは、ブラジルのシネマ・ノーヴォを牽引した映画監督で、ブラジル映画の父とも称されます。
ネルソン・ペレイラ・ドス・サントス(Nelson Pereira dos Santos、1928〜2018年)は、ブラジル・サンパウロ生まれの映画監督・脚本家・プロデューサーです。1950年代からブラジル映画界に革命をもたらし、シネマ・ノーヴォ(新しい映画)運動の草分けとして国内外で尊敬を集めました。
シネマ・ノーヴォとは、1960年代のブラジルで起きた映画運動で、低予算・ロケーション撮影・社会的リアリズムを特徴とし、貧困・社会格差・民族文化をテーマに据えました。ドス・サントスはその先駆として、フランスのヌーヴェルヴァーグやイタリアのネオリアリスモからも影響を受けながら独自のブラジル映画語法を創出しました。
主な代表作と特徴は以下の通りです。
- 『リオ40度』(1955年)——リオの貧困層の日常をリアルに描いたデビュー作
- 『乾いた命』(1963年)——ブラジル北東部の農民の苦難を詩的に描写
- 『断食聖者』(1971年)——原住民文化とカニバリズム神話を映像化
ドス・サントスは映画製作だけでなく後進の育成にも力を注ぎ、グラウベル・ローシャら後のシネマ・ノーヴォ第二世代を支えました。ブラジル映画史の礎を築いた人物として、没後も高い評価が続いています。
使い方・例文
ラテンアメリカ映画史や世界の映画運動を紹介する文脈で「ブラジルのシネマ・ノーヴォを語るにはネルソン・ペレイラ・ドス・サントス抜きには始まらない」と言及されます。
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