ネリー・ブライとは?
ねりーぶらい
ネリー・ブライとは、19世紀アメリカの女性ジャーナリストで、精神病院への潜入取材や世界一周記録で名を馳せた探検的報道の先駆者です。
ネリー・ブライ(1864〜1922年)は、本名エリザベス・ジェーン・コクランというアメリカの女性ジャーナリストです。19世紀末、女性が社会参加をほとんど認められていた時代に、命がけの潜入取材や大冒険を敢行し、調査報道の先駆者として歴史に名を残しました。
ブライが最初に世間の注目を集めたのは、1887年に行ったニューヨーク州の精神病院への潜入取材です。患者を装って入院し、施設内での非人道的な扱いや劣悪な環境を記事にして世に訴えました。この報道は精神病院の改革につながる社会的反響を呼びました。
彼女の主な功績は以下の通りです。
- 精神病院への潜入取材で医療・福祉制度の改革を促した
- 1889〜90年、ジュール・ヴェルヌの小説「80日間世界一周」に挑戦し、72日間で世界一周を達成した
- 女性として初めて記者として社会問題を追う「ステント・ジャーナリズム(潜入報道)」を確立した
- その後は実業家としても活躍した
ネリー・ブライの生き方は、ジャーナリズムにおける女性の可能性を切り開き、探検と報道を結びつけた新しいスタイルを生み出しました。現代でも「勇敢な女性ジャーナリスト」の象徴的存在として語り継がれています。
使い方・例文
女性ジャーナリストの先駆者として、メディア史やジェンダー史の授業・本に登場します。世界一周記録の文脈でも紹介されます。
この用語をシェア
最終更新: