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ネガティブケイパビリティとは?

ねがてぃぶけいぱびりてぃ

ネガティブケイパビリティとは、答えの出ない不確実な状況を、性急に解決しようとせず耐え抜く能力のことです。

ネガティブケイパビリティ(negative capability)とは、イギリスの詩人ジョン・キーツが1817年の書簡で提唱した概念で、「不確実性・謎・疑いの中に留まることができる能力」と定義されます。日本では精神科医・作家の帚木蓬生が著書でこの概念を広め、近年注目を集めています。

キーツはシェイクスピアがこの能力に優れていたとし、偉大な芸術家や思想家に共通する資質として論じました。「ネガティブ」とは否定的という意味ではなく、「能動的に解決しない」「受動的に保留する」という逆説的な姿勢を指します。

ネガティブケイパビリティが重要とされる場面は次のとおりです。

  • 医療・ケア:すべての問いに即答できない複雑な患者と向き合い、寄り添い続ける力
  • 芸術・創造:答えのないテーマに粘り強く向き合い、作品に深みをもたらす
  • 教育:子どもの疑問をすぐに解決せず、探求の余地を残す
  • リーダーシップ:不確実な環境で拙速な結論を避け、複雑さを抱えたまま判断する

現代社会は「すぐに答えを出すこと」「効率的に解決すること」が重視されますが、ネガティブケイパビリティはあえて宙吊り状態に耐えることで、より深い理解や創造性が生まれるという逆説的な知恵を示しています。

使い方・例文

「優れた医師は診断が定まらない状況でも患者と向き合い続けるネガティブケイパビリティを持っている」「ネガティブケイパビリティを鍛えることで、複雑な社会問題に対して短絡的な答えを避けられる」のように使います。

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