本文へスキップ

ニューマチックケーソンとは?

にゅーまちっくけーそん

ニューマチックケーソンとは、橋梁や建物の基礎工事において、圧縮空気で地下水の浸入を防ぎながら地盤を掘削して構造物を沈設する工法および構造体のことです。

ニューマチックケーソン(pneumatic caisson)とは、橋梁の橋脚・高層建築物・護岸などの深い基礎を構築する際に用いる工法および構造体のことで、「空気ケーソン」とも呼ばれます。pneumaticはギリシャ語の「空気・息」に由来します。

地下の深い部分を掘削する際、地下水が浸入すると作業が困難になります。ニューマチックケーソンではコンクリート製の箱状構造物(ケーソン)の底部に「作業室」と呼ばれる密閉空間を設け、そこに高圧の圧縮空気を送り込むことで地下水圧に対抗し、浸水を防ぎながら内部で掘削作業を行います。

施工の流れは以下のとおりです。

  • 地上でケーソン本体を製作・組み立てる
  • 作業室に圧縮空気を充填して気圧を高め、地下水の浸入を防ぐ
  • 作業員が気閘(エアロック)を通って作業室に入り、底部を掘削する
  • 掘削が進むにつれてケーソンが自重で地盤に沈み込む
  • 所定の深度まで沈設後、作業室をコンクリートで充填して基礎を完成させる

高圧環境での作業は減圧症(潜水病)のリスクを伴うため、労働安全衛生上の厳格な管理が必要です。現代では自動掘削機の導入など無人化の取り組みも進んでいます。都市部の地下や水中での大型基礎構築に適した工法として、橋梁・地下鉄・ビル建設などで広く採用されています。

使い方・例文

大型橋梁の橋脚基礎を河床の深い位置に構築する際、ニューマチックケーソン工法で圧縮空気を利用しながら水中の地盤を掘削し、強固な基礎を形成します。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語