ナワル・エル・サアダウィとは?
なわるえるさあだうぃ
ナワル・エル・サアダウィは、エジプト出身の医師・作家・フェミニスト活動家で、アラブ世界における女性の権利と性の解放を訴え続けた先駆者です。
ナワル・エル・サアダウィ(Nawal El Saadawi、1931〜2021年)は、エジプトのカフル・タフラで生まれた医師・小説家・エッセイスト・フェミニスト活動家です。カイロ大学で医学を修め、婦人科医として勤務する傍ら、女性の身体と性に関する抑圧をテーマにした著作を精力的に発表しました。
1972年に発表した『アラブ世界の女性』(Al-Mar'a wa-l-Jins、英訳 Women and Sex)は、アラブ社会における女性の性と身体を科学的かつ政治的な観点から論じた先駆的著作ですが、その内容がエジプト当局の反発を招き、保健省の職を解かれるきっかけとなりました。
代表的な小説には、女性の内面とエジプト社会の矛盾を描いた『イマン』や、権力に抗う女性を主人公にした作品群があります。彼女は女性器切除(FGM)の廃絶を訴える活動でも国際的に知られ、国連などの場でもその主張を展開しました。
エジプト政府による拘禁や裁判所への訴追、イスラム原理主義者からの死の脅迫など、数々の迫害を受けながらも活動を続けたその姿勢は、アラブ世界のみならず世界中のフェミニストから敬意を集めました。「アラブのボーヴォワール」とも称される彼女の仕事は、21世紀の女性運動にも大きな影響を与えています。
使い方・例文
「ナワル・エル・サアダウィの著作はアラブ社会でタブーとされてきた女性の身体と権利の問題を正面から論じ、禁書指定を受けながらも世界中で読まれ続けています。」
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