ドン・ペドロ2世 (ブラジル皇帝)とは?
どんぺどろにせい
ドン・ペドロ2世は、ブラジル帝国の第2代皇帝(在位1841〜1889年)で、約50年にわたりブラジルを統治した開明的な君主です。
ドン・ペドロ2世(Dom Pedro II、1825〜1891年)は、ブラジル帝国の第2代皇帝であり、南米史上最も長く在位した君主の一人です。父ペドロ1世の退位後、わずか5歳で帝位を継承し、成人後の1841年に正式に即位しました。
彼の治世はブラジルにとって大きな変革の時代でした。農業・産業の発展を促し、コーヒー栽培や鉄道建設などインフラ整備を推進しました。また、学問・芸術・科学に深い関心を持ち、国内外の知識人と交流したことでも知られています。
ペドロ2世の治世における主な出来事は次の通りです。
- パラグアイ戦争(1864〜1870年)でアルゼンチン・ウルグアイとともに勝利を収めた
- 1888年に「黄金法」に署名し、ブラジルの奴隷制を完全廃止した
- 奴隷制廃止による農園主層の支持離脱が共和派台頭を招いた
- 1889年の共和制クーデターにより退位し、フランスに亡命
奴隷制廃止という人道的な決断が自らの失脚を招いた皇帝として、後世から高く評価されています。ブラジル国民の間では現在も最も人気のある歴史的指導者の一人です。
使い方・例文
「奴隷制廃止を実現したドン・ペドロ2世の決断は、ブラジルの近代化に大きな影響を与えた」のように、ブラジル近代史や南米の奴隷制廃止を論じる場面で用いられます。
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