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トン族とは?

とんぞく

トン族とは、中国南部の貴州・湖南・広西などに暮らすタイ・カダイ語族の少数民族で、精巧な木造建築と独自の多声合唱音楽「大歌」で知られます。

トン族(侗族、英語:Dong people)は、中国の法定少数民族55民族のひとつで、主に貴州省・湖南省・広西チワン族自治区の山岳・丘陵地帯に居住しています。人口は数百万人規模とされ、中国南方の少数民族の中でも比較的規模の大きい集団です。

言語はタイ・カダイ語族(壮侗語族)に属するトン語(侗語)を使用しますが、長らく文字を持たない口承文化を維持してきました。宗教的には自然崇拝・精霊信仰・祖先崇拝が根付いており、儒教や仏教の影響も受けています。

トン族の文化的な特徴として特に有名なのが以下の点です。

  • 木造建築:釘を一切使わずに建てる「鼓楼(ころう)」と呼ばれる多層塔や、谷川に架ける屋根付きの「風雨橋(ふううきょう)」
  • 大歌(Dà Gē):ユネスコ無形文化遺産にも認定されたポリフォニー(多声)合唱音楽
  • 藍染めの衣装:藍染めの布を使った独特の民族衣装

鼓楼は村の集会所・祭祀の場として機能し、トン族社会の中心的な場となっています。こうした建築・音楽・染色技術は現代においても継承されており、観光面でも注目を集めています。

使い方・例文

貴州省の村を訪れると、釘を使わない多層の鼓楼が村の中心に立ち、トン族の伝統的な木造建築技術を間近で見ることができます。

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