トレヴァー・ハワードとは?
とれゔぁーはわーど
トレヴァー・ハワードとは、イギリスを代表する映画俳優で、品格と抑制の利いた演技スタイルで知られ、英国映画黄金期を支えた名優です。
トレヴァー・ハワード(Trevor Howard、1913〜1988年)は、イギリス・クリフトンスプリングス出身の俳優で、戦後イギリス映画を代表する実力派として世界的な評価を得ました。王立演劇学院(RADA)で演技を学び、舞台俳優としてのキャリアを経て映画界に進みました。
代表作として最も広く知られるのは、デヴィッド・リーン監督の『逢びき』(1945年)です。既婚の男女の短い恋愛を描いたこの作品でシリア・ジョンソンと共演し、ハワードの内面を抑えた演技は「典型的な英国的節度」として高く評価されました。この作品は現在でも映画史上の傑作の一つに数えられています。
その後も国際的な大作に次々と出演しました。キャロル・リード監督の『第三の男』(1949年)でのオーソン・ウェルズとの対決、また『バウンティ号の反乱』(1962年)でのキャプテン・ブライ役など、幅広い役柄をこなしました。ジョン・ヒューストンやデヴィッド・リーンなど、時代を代表する監督たちとの共同作業が彼のキャリアを彩っています。
威厳のある風貌と確かな台詞術を持ち、英国紳士的なキャラクターから道徳的に複雑な役柄まで幅広く演じた、英国映画を語る上で欠かせない俳優です。
使い方・例文
イギリス映画史や戦後ヨーロッパ映画を語る際に、また『逢びき』のような名作の出演俳優としてトレヴァー・ハワードの名前が挙がります。
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