トゥトメス3世とは?
とぅとめすさんせい
トゥトメス3世は古代エジプト第18王朝の王で、軍事的才能により広大な領土を獲得し「古代エジプト最大の征服者」と称されます。
トゥトメス3世(Thutmose III、在位:紀元前15世紀頃)は、古代エジプト新王国時代・第18王朝のファラオで、その卓越した軍事的指導力から「古代エジプト最大の征服者」あるいは「エジプトのナポレオン」とも評される人物です。
当初は継母にあたる女王ハトシェプストが摂政・共同統治者として権力を握っており、トゥトメス3世が単独統治者となったのはハトシェプスト没後のことです。単独統治が始まってから彼は積極的な軍事遠征を展開し、メギドの戦いをはじめとする複数の遠征でシリア・パレスチナ・ヌビアへと領土を拡大しました。
トゥトメス3世の主な業績は次のとおりです。
- 17回以上にわたるシリア・パレスチナへの遠征
- メギドの戦いにおける戦略的勝利
- ユーフラテス川まで達したとされる遠征
- エジプト各地の神殿建設・修復(特にカルナック神殿の拡充)
彼の遠征記録はカルナック神殿の「年代記」として刻まれており、古代エジプト史の重要な史料となっています。その治世はエジプトの国際的影響力が最高潮に達した時期と重なり、古代エジプト史上の偉大なファラオの一人として現在も高く評価されています。
使い方・例文
「トゥトメス3世の遠征はカルナック神殿の壁に詳細に刻まれており、古代エジプトの軍事史・外交史を知る上で欠かせない史料となっている」という文脈で登場します。
この用語をシェア
最終更新: