デューイの経験主義とは?
でゅーいのけいけんしゅぎ
デューイの経験主義とは、アメリカの哲学者・教育学者ジョン・デューイが唱えた、実際の経験と問題解決のプロセスを学習の中心に置く教育哲学です。
デューイの経験主義とは、アメリカの哲学者・教育学者ジョン・デューイ(John Dewey、1859〜1952)が提唱した教育哲学であり、「経験(experience)」こそが真の学習の源泉であるとする考え方です。プラグマティズム(実用主義)哲学を教育に応用したものとして位置づけられます。
デューイは当時の伝統的な教育を批判し、教師が一方的に知識を伝達し、子どもが受動的に暗記する教育スタイルを「子どもの自然な探究心を無視するもの」として問題視しました。彼の主著『民主主義と教育』(1916年)では、「教育とは経験の継続的な再構成である」という核心的な考えが示されています。
経験主義教育の主な特徴は以下の通りです。
- 子どもが実際に体験し、試行錯誤を通じて学ぶ(学習者中心主義)
- 教科書の知識よりも現実の問題解決が学びの中心
- 「なすことによって学ぶ(Learning by Doing)」の強調
- 民主主義的な共同生活の場として学校を捉える
デューイの思想はプロジェクト学習・課題解決型学習(PBL)・アクティブラーニングなど、現代教育のさまざまな手法の原点となっています。また、経験が価値を持つ条件として「連続性」(過去の経験とつながっていること)と「相互作用」(環境との交流があること)を重視した点も重要な論点です。
使い方・例文
教育哲学の授業や教員養成課程で「デューイの経験主義」という語が登場するのは、アクティブラーニングや体験学習の理論的根拠として説明される場面が典型的で、「なぜ座学だけでなく体験が必要か」を論じる際に引用されます。
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