ジョン・デューイとは?
じょんでゅーい
ジョン・デューイとは、20世紀アメリカを代表するプラグマティズムの哲学者であり、経験と探究を中心に据えた教育哲学で世界に大きな影響を与えた思想家です。
ジョン・デューイ(John Dewey、1859〜1952年)は、アメリカのバーモント州に生まれた哲学者・教育学者・社会評論家です。シカゴ大学やコロンビア大学で活躍し、チャールズ・サンダース・パースやウィリアム・ジェームズが確立したプラグマティズムの哲学をさらに発展させた人物として知られています。
デューイの哲学の核心には「経験(experience)」の概念があります。彼は、知識は受動的に受け取るものではなく、人間が環境と能動的に関わり、問題を解決していく過程で生まれるものだと主張しました。この考え方は「道具主義(instrumentalism)」とも呼ばれ、思想や理論はそれ自体が目的ではなく、問題解決のための道具であると捉えます。
教育の分野では、子どもの主体的な経験と探究を重視する「進歩主義教育」を提唱しました。彼が唱えた主な原則は以下の通りです。
- 「Learning by doing(なすことによって学ぶ)」:実際の活動を通じた学習を重視
- 民主主義と教育の不可分な関係:教育が民主的な社会を育む基盤だという考え方
- 子どもの興味・関心を出発点とするカリキュラム
主著『民主主義と教育』(1916年)は教育哲学の古典として今日も読まれており、日本の戦後教育改革にも影響を与えました。デューイの思想は現代のアクティブ・ラーニングや探究的な学習の理論的な根拠ともなっています。
使い方・例文
「デューイの教育論を参考に、生徒が自ら課題を設定して調査・発表するプロジェクト学習を授業に取り入れた」といった場面で登場します。
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