ディーパ・メータとは?
でぃーぱめーた
ディーパ・メータは、インド系カナダ人の映画監督で、インド社会の因習や女性差別を批判的に描いた「元素三部作」で世界的な注目を集めた人物です。
ディーパ・メータ(Deepa Mehta、1950年〜)は、インドのアムリトサル生まれのカナダ人映画監督・脚本家です。1970年代にカナダへ移住し、以降は両国の文化的交差点に立つ映像作家として活動を続けています。
彼女が世界的な注目を集めたのは、「火・水・土」という自然元素をタイトルに冠した三部作です。
- 『ファイヤー(Fire)』(1996年)— インドの家父長制のなかで生きる二人の女性の愛を描き、インド国内で激しい抗議運動を引き起こした問題作
- 『アース(Earth)』(1998年)— インド独立とパキスタン分離をめぐる歴史的悲劇を子どもの目線から描写
- 『ウォーター(Water)』(2005年)— ヒンドゥー教の戒律のもと未亡人として生きることを強いられた女性たちの物語。撮影中に宗教的団体による激しい妨害を受け、ロケ地をカナダに変更して完成させた
三部作はいずれもカナダのアカデミー賞(ジニー賞)やトロント国際映画祭などで高い評価を受け、インドの伝統社会における女性の権利と宗教的因習の問題を世界に発信しました。その後も『ヘヴン・オン・アース』(2008年)など女性を主人公にした作品を発表し続けています。
メータの映画は単なる政治的メッセージにとどまらず、詩的な映像美と人物描写の繊細さでも高い評価を受けており、南アジア系映画監督を代表する存在として国際的に認知されています。
使い方・例文
インドや南アジアの女性問題・宗教と社会の関係を映画で学びたいとき、ディーパ・メータの三部作はしばしば最初に挙げられる作品群です。
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