テオドール・コルトウスとは?
ておどーるこるとうす
テオドール・コルトウスは、18〜19世紀のドイツの医師・自然科学者で、電気と生命現象の関係を研究したガルヴァーニズムの先駆者のひとりです。
テオドール・コルトウス(Theodor von Grotthuss、1785〜1822年)は、バルト・ドイツ人の化学者・自然科学者です。ラトビア(当時はリヴォニア)に生まれ、ヨーロッパ各地で学術活動を行いました。
コルトウスは若くして電気化学・光化学の分野で独創的な研究を発表しました。最も有名な業績は「グロトゥス機構(Grotthuss Mechanism)」と呼ばれる、水溶液中でのプロトン(水素イオン)の移動モデルです。この機構は水分子間の連鎖的な水素結合の移動によってプロトンが伝達されるという考え方で、現代の電気化学・溶液化学においても重要な概念として引用されています。
また、光化学の分野では「グロトゥス=ドレーパーの法則」の基礎を築いたことでも知られています。この法則は「化学反応を引き起こすのは吸収された光のみである」というものです。主な功績をまとめると次のとおりです。
- プロトン伝導のグロトゥス機構の提唱
- 光化学反応の基礎的原理の解明への貢献
- 電気分解・電解質溶液の理論的考察
36歳という若さで亡くなりましたが、電気化学と光化学の基礎形成に大きな足跡を残した科学者です。
使い方・例文
電気化学の教科書でプロトン伝導を説明する際に「グロトゥス機構」として名前が登場し、コルトウスの業績が紹介されます。
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