チムールとは?
ちむーる
チムールとは、14世紀末から15世紀初頭に中央アジアを中心に広大な帝国を築いた征服者・軍事指導者で、ティムール朝の創始者です。
チムール(Timur、1336〜1405年)は、現在のウズベキスタン周辺にあたる中央アジア・トランスオクシアナ地方出身の征服者・帝国建設者です。西洋では「タメルラン(Tamerlane)」とも呼ばれます。チンギス・カンを理想とし、モンゴル帝国の後継者を自任してユーラシア大陸に覇を唱えました。
出自は有力なトルコ系部族の家系とされ、若いころから軍事的才覚を発揮して勢力を拡大しました。中央アジアを統一した後、ペルシャ・インド・アナトリア・コーカサスへと進攻を繰り返し、最盛期には中央アジア・イラン・イラク・アフガニスタン・北インドにまたがる大帝国を形成しました。
軍事面では圧倒的な機動力と残虐とも評される攻略手段で知られる一方、芸術・建築・学術の保護者としての側面も持ちます。首都サマルカンドを整備し、中央アジアにイスラーム建築の傑作を多数残しました。現在もウズベキスタンでは国民的英雄として顕彰されています。
1405年に中国(明)遠征の途上で病死し、帝国はその後ティムール朝として子孫に受け継がれ、インドのムガル帝国もこの系譜に連なります。
使い方・例文
「チムールは破壊的な征服者であると同時に、サマルカンドに壮麗なモスクや廟を建てた文化的パトロンでもあった」というように世界史の授業で紹介されます。
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