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チェーザレ・シエピとは?

ちぇーざれしぇぴ

チェーザレ・シエピは、20世紀を代表するイタリアバスで、力強くも気品ある歌声でモーツァルトやヴェルディ作品の主役として国際的な名声を誇りました。

チェーザレ・シエピ(Cesare Siepi、1923〜2010)は、イタリアミラノ出身のバス歌手です。第二次世界大戦後に本格的な歌手活動を始め、1946年のスカラ座デビューを皮切りに、世界の主要なオペラ劇場で活躍しました。

シエピの名声を不動のものとしたのは、モーツァルトのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』の主役です。深みと輝きを兼ね備えたバスの美声で、この役柄を圧倒的な説得力で演じ、メトロポリタン歌劇場では1950年代から長年にわたって同役を歌い続けました。また、ヴェルディの『シモン・ボッカネグラ』やモーツァルトの『フィガロの結婚』のフィガロ役でも高い評価を受けました。

彼の声の特徴は、バスでありながら言葉の明瞭さと柔軟な表現力を保ち、舞台上での貫禄ある存在感と相まって「完璧なバス」と称えられた点にあります。メトロポリタン歌劇場との関係は特に深く、1950年から1970年代にかけて同劇場の看板歌手として活躍しました。

引退後は声楽指導にあたり、後進の育成にも尽力しました。20世紀オペラ史において、バス歌手の最高峰の一人として今も語り継がれています。

使い方・例文

オペラ『ドン・ジョヴァンニ』の名盤を紹介する際に、シエピの録音が必ずといってよいほど挙げられます。

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