チェン・ニン・ヤンとは?
ちぇんにんやん
チェン・ニン・ヤンは中国系アメリカ人の理論物理学者で、宇宙の基本法則に関する研究でノーベル物理学賞を受賞しました。
チェン・ニン・ヤン(楊振寧、Chen-Ning Yang、1922年生まれ)は、中国・安徽省出身の理論物理学者です。中国の大学を卒業後にアメリカへ留学し、シカゴ大学でエンリコ・フェルミに師事してキャリアを積みました。
1956年、同じく中国系アメリカ人の物理学者リー・ツン・ダオ(李政道)とともに、素粒子物理学における「パリティ非保存(弱い相互作用においてパリティが保存されない)」を理論的に予言しました。この発見は当時の物理学界に大きな衝撃を与え、翌1957年にはふたりそろってノーベル物理学賞を受賞しました。
また、「ヤン・ミルズ理論」と呼ばれるゲージ場の理論も提唱しており、これは後の素粒子物理学の標準模型の基礎となる極めて重要な理論的枠組みです。現代素粒子物理学に対するヤンの貢献は計り知れず、20世紀を代表する理論物理学者のひとりとして高く評価されています。
晩年には中国に活動拠点を移し、清華大学などで後進の育成にも力を注いでいます。中国と台湾、そしてアメリカにまたがる活動を通じて、科学の国際交流においても重要な役割を果たしてきました。
使い方・例文
素粒子物理学や量子場理論の解説書では、チェン・ニン・ヤンの名はパリティ非保存やヤン・ミルズ理論の文脈で必ず登場します。
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