本文へスキップ

ダリウス・メフルジュイとは?

だりうすめふるじゅい

ダリウス・メフルジュイとは、イランの映画監督で、イラン映画のニューウェーブを牽引し、社会・哲学的テーマを深く掘り下げた作品で高い評価を受けた巨匠です。

ダリウス・メフルジュイ(Dariush Mehrjui、1939〜2023年)は、イランテヘラン出身の映画監督脚本家です。UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で哲学と映画を学んだ後、イランに戻り映画制作を始めました。

1969年の「牛」(ガヴ)は、イラン映画ニューウェーブの出発点として広く認識されています。この作品はロシア人の牛への依存と狂気を描いた寓話的な作品で、カンヌ国際映画祭でも上映され、イラン映画を世界に知らしめるきっかけとなりました。

イスラム革命(1979年)を経た後も精力的に映画制作を続け、

  • 「テナント」(Sara、1993年):イプセン原作の現代的翻案
  • 「ハムン」(1990年):アイデンティティと疎外を描いた哲学的作品
  • 「マリユム」シリーズ
など多様な作品を発表しました。文学作品の映画化に優れ、社会批評と哲学的考察を組み合わせた独自の作風が特徴です。2023年に妻と共に自宅で殺害され、イランに大きな衝撃を与えました。

使い方・例文

「ダリウス・メフルジュイはイラン映画ニューウェーブの父とも呼ばれる存在だ」のように、イラン映画史の文脈で用いられます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語