ダウンラウンドとは?
だうんらうんど
ダウンラウンドとは、スタートアップ企業が前回の資金調達時よりも低い企業評価額(バリュエーション)で新たな出資を受け入れる資金調達ラウンドのことです。
ダウンラウンド(down round)とは、スタートアップや成長企業が行う資金調達において、前回ラウンドで設定された企業評価額(バリュエーション)を下回る評価額で新たな投資家から出資を受けることを指します。
通常、スタートアップの資金調達は事業の成長に伴いシードラウンド→シリーズA→シリーズBと評価額が上昇していくのが理想的なパターンです。しかし、市場環境の悪化・業績の下振れ・競合の台頭などにより、前回より低い評価額での調達を余儀なくされる場合があります。
ダウンラウンドが与える影響としては以下が挙げられます。
- 既存株主の希薄化(ダイリューション):新株が低い価格で発行されるため、既存投資家の持分比率が低下する
- 従業員モラルへの影響:ストックオプションが水面下になり、人材流出のリスクが生じる
- 対外的なイメージ低下:企業の成長が止まったと市場に認識される
一方で、ダウンラウンドは事業継続のための現実的な選択肢でもあります。資金が尽きる前に低い評価額でも調達することで、事業を立て直す時間を確保できます。アンチダイリューション条項など、既存投資家を保護する仕組みも存在します。
使い方・例文
シリーズAで100億円の評価額を受けたスタートアップが、業績悪化により次のラウンドで70億円の評価額での調達を受け入れた場合、これがダウンラウンドにあたります。
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