ゼノビアとは?
ぜのびあ
ゼノビアは3世紀のパルミラ王国の女王で、ローマ帝国に挑戦して広大な領土を支配した古代世界有数の女性指導者です。
ゼノビア(240年頃〜270年代頃)は、現在のシリアにあたる地域に栄えたパルミラ王国の女王です。夫アウレルス・オダイナトゥスの死後、幼い息子ワバッラトゥスの摂政として実権を握り、独自の帝国建設を推し進めました。
彼女はローマ帝国の権威に挑戦し、270年前後にエジプト・小アジア(現在のトルコ西部)・シリア一帯を征服して「パルミラ帝国」とも呼ばれる広大な版図を形成しました。ゼノビアはギリシア語・エジプト語・アラム語などを解し、哲学者ロンギノスを顧問に抱えるなど文化的素養も高い人物として伝えられています。
しかし272年、ローマ皇帝アウレリアヌスが大軍を率いて遠征し、パルミラはほどなく陥落します。ゼノビアはペルシアへの逃亡中に捕らえられ、ローマへ連行されました。彼女のその後については、ローマで処刑されたという説と、イタリアの邸宅で余生を送ったという説が残っており、正確な最期は不明です。
ゼノビアはクレオパトラと並ぶ古代の女性指導者の象徴とされ、中世・近代の文学・絵画・オペラでも繰り返し取り上げられてきました。
使い方・例文
「ゼノビアの生涯は、古代における女性の政治的・軍事的能力を示す代表例として歴史教育でも紹介されています。」
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