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セルン(欧州原子核研究機構)とは?

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セルン(欧州原子核研究機構)とは、スイスとフランスの国境付近に位置する世界最大の素粒子物理学研究機関で、大型加速器を用いた最先端の物理実験で知られます。

セルン(CERN、Conseil Européen pour la Recherche Nucléaire=欧州原子核研究機構)は、スイスジュネーブ郊外、スイス・フランス国境をまたぐ地下に設置された国際研究機関です。1954年に設立され、現在は20以上の加盟国が参加するヨーロッパ最大・世界最大の素粒子物理学研究センターです。

最も有名な施設は、全長約27キロメートルの円形トンネルに設置された大型ハドロン衝突型加速器(LHC:Large Hadron Collider)です。LHCは陽子などの粒子を光速に近い速さまで加速して衝突させることで、物質の最小単位である素粒子の性質や宇宙誕生直後の状態を再現・研究します。

2012年には、LHCを使った実験でヒッグス粒子の存在が確認されたことが世界中で大きなニュースになりました。これは素粒子物理学の標準模型を完成させる歴史的な発見であり、関連する研究者にノーベル物理学賞が授与されています。

セルンはまた、インターネットの原型となるワールド・ワイド・ウェブ(WWW)の発祥の地としても知られ、1989年にティム・バーナーズ=リーが研究者間のデータ共有を目的としてここで考案しました。科学の最前線と人類共通の知的遺産を同時に体現する機関です。

使い方・例文

素粒子物理学の解説やヒッグス粒子発見のニュースで「セルンの実験で」という表現が使われます。また、インターネット・ウェブの起源を語る際にも「セルンで発明された」と紹介されます。

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