セルヒオ・マルキオンネとは?
せるひおまるきおんね
セルヒオ・マルキオンネとは、フィアット・クライスラーを再建した伝説的な経営者で、自動車業界史に残るターンアラウンドを成し遂げたCEOです。
セルヒオ・マルキオンネ(Sergio Marchionne、1952〜2018年)は、イタリア系カナダ人の実業家・経営者です。イタリア・キエーティ出身で、後にカナダへ移住。法律・哲学・会計・経営と多分野の学位を持つ異色のバックグラウンドを持ちます。
2004年にフィアット・グループのCEOに就任した際、同社は巨額の赤字と経営危機に瀕していました。マルキオンネは不採算部門の整理、製品ラインナップの刷新、経営陣の大胆な入れ替えを断行し、わずか数年でフィアットを黒字体質へと転換させました。このターンアラウンドは経営学のケーススタディとして世界中の大学で取り上げられています。
さらに2009年、経営破綻したクライスラー(アメリカの大手自動車メーカー)の再建にも乗り出し、政府支援を受けながらも独自の経営判断でクライスラーを急速に立て直しました。2014年にはフィアットとクライスラーを経営統合してFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)を設立し、グローバルな自動車グループとして確立させました。
黒いセーターとカジュアルスタイルがトレードマークで、現場主義・スピード感ある意思決定・社員との直接対話を重視した経営スタイルが特徴でした。2018年に療養中に逝去し、自動車業界全体が惜しむ声に包まれました。
使い方・例文
経営再建の成功事例を紹介するビジネス書やMBAの授業でセルヒオ・マルキオンネが取り上げられ、危機に瀕した大企業を復活させたCEOとして語られます。
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