セスジスズメとは?
せすじすずめ
セスジスズメとは、スズメガ科に属する大型の蛾で、背中に走る黄色い縦縞が名前の由来となっています。
セスジスズメ(背筋雀)は、チョウ目スズメガ科に分類される大型の蛾です。和名の「セスジ」は背中の縦縞模様に由来しており、翅を閉じたときにくっきりと浮かび上がる黄色いラインが特徴的です。
成虫の前翅の開張は55〜80ミリメートル程度で、スズメガ科の中でも比較的大型の部類に入ります。前翅は暗褐色から灰褐色で、後翅は桃色から橙色系の色合いをもちます。飛翔力が強く、ホバリング(静止飛行)しながら花の蜜を吸う習性をもつことでも知られています。
幼虫はイモムシ型で、ヤブガラシ、ブドウ、ホウセンカなどを食草とします。尾角(びかく)と呼ばれる突起を尾端にもつことがスズメガ科共通の特徴であり、幼虫を見分けるうえでの目安になります。年に1〜2回発生し、日本全土のほか東アジアから東南アジアにかけて広く分布します。
夜行性で光に引き寄せられる走光性をもつため、夏場の街灯や窓明かりの周辺で目撃されることが多い昆虫です。農業害虫として扱われることもある一方、受粉を助ける役割も担っています。
使い方・例文
夏の夜、街灯の下でホバリングしながら花に近づく大型の蛾を見かけた場合、セスジスズメである可能性があります。また、ブドウ畑でヤブガラシの葉が食い荒らされているときも、セスジスズメの幼虫が原因のひとつとして挙げられます。
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