セジョン (朝鮮王)とは?
せじょん
セジョン(朝鮮王)とは、朝鮮王朝第4代の王で、ハングル文字の創制をはじめ、科学・農業・音楽など多岐にわたる分野で朝鮮の文化・制度を大きく発展させた名君です。
世宗(セジョン、1397〜1450年)は、朝鮮王朝の第4代国王(在位1418〜1450年)であり、韓国・朝鮮の歴史において最も尊敬される王の一人です。「世宗大王」とも呼ばれます。
彼の最大の業績は、1443年(あるいは1446年の頒布)にハングル文字(訓民正音)を創制したことです。それまで朝鮮では漢字が公式文字として使われており、一般民衆が文字を習得することは非常に困難でした。ハングルは体系的・科学的に設計された表音文字であり、誰もが短期間で習得できるよう工夫されています。
世宗の治世の業績は多岐にわたります。
- 集賢殿(集賢書院)という学問機関を充実させ、優れた学者を育てた
- 測雨器・日時計・水時計など、科学器具の開発を奨励した
- 農業技術書「農事直説」を編纂し、朝鮮の気候に適した農法を普及させた
- 六鎮を開拓して北方の国境を押し広げ、現在の朝鮮半島の国境線の基礎を作った
世宗の統治は儒教的理想に基づく民本主義的なものであり、民衆の生活向上を常に念頭に置いていたとされます。現在、韓国の1万ウォン紙幣にその肖像が描かれています。
使い方・例文
韓国・朝鮮史の授業や文化の紹介で必ず登場します。ハングルの起源を説明する文脈で「訓民正音」「世宗大王」としてセットで取り上げられます。
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