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スロボダン・ミロシェヴィッチとは?

すろぼだんみろしぇう゛ぃっち

スロボダン・ミロシェヴィッチは、旧ユーゴスラビア連邦の解体期にセルビアおよびユーゴスラビア連邦共和国の最高権力者として君臨した政治家です。

スロボダン・ミロシェヴィッチ(1941〜2006年)は、セルビア政治家で、冷戦終結後の旧ユーゴスラビア解体という激動の時代にバルカン半島の政治を主導した人物です。弁護士出身で、ユーゴスラビア共産主義者同盟の幹部として頭角を現し、1989年にセルビア共産党の党首に就任しました。

1990年代に入り、旧ユーゴスラビア諸邦の独立運動が相次ぐと、ミロシェヴィッチはセルビア民族主義を強く打ち出し、スロベニア・クロアチア・ボスニア・コソボなどをめぐる一連の紛争に深く関与しました。とりわけボスニア紛争(1992〜1995年)とコソボ紛争(1998〜1999年)では、民族浄化と呼ばれる大規模な暴力・追放が行われ、国際社会から強い非難を受けました。

1999年、NATOがユーゴスラビアへの空爆を実施。翌2000年の大統領選挙での敗北を機に民主化運動が激化し、同年10月に政権を追われました。2001年には旧ユーゴスラビア国際刑事裁判所(ICTY)に身柄を引き渡され、ジェノサイドや人道に対する罪などで訴追されましたが、2006年に拘置所内で死亡し、裁判は未結のまま終わりました。

その名はポスト冷戦時代における民族紛争と国際刑事裁判の象徴として歴史に刻まれており、国際人道法の発展にも間接的に影響を与えた存在です。

使い方・例文

国際政治や現代史の授業で「ユーゴスラビア紛争の指導者」として言及される場面や、国際刑事裁判所の設立経緯を説明する文脈で頻繁に登場します。

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