スペシャルVFRとは?
すぺしゃるぶいえふあーる
スペシャルVFRとは、通常のVFR気象最低条件を下回る視程・雲底高度でも、管制承認のもとに管制圏内をVFRで飛行できる特別な許可のことです。
スペシャルVFR(Special VFR、SVFR)とは、通常の有視界飛行方式(VFR)で要求される気象最低条件(視程・雲底高度)を下回る環境においても、航空交通管制から特別な承認を得ることで、管制圏(CTR)内をVFRで飛行することを認める制度です。
通常のVFR飛行では、管制圏内において一定以上の視程と雲との距離が必要です。しかし気象条件が基準を若干下回るような場合に、全面的に計器飛行方式(IFR)に移行せず、条件付きでVFR飛行を継続できるよう設けられた規定がスペシャルVFRです。
スペシャルVFRが承認される際の主な条件は以下のとおりです。
- パイロットからの申請に基づき管制官が承認を与える
- 地上視程がおおむね1,500m以上あること
- 飛行中、地表または水面を視認できること
- 夜間のスペシャルVFRは計器飛行資格が必要とされる場合が多い
スペシャルVFRは常に許可されるわけではなく、交通量の多い主要空港では適用が制限されていることもあります。また承認は管制官の判断と空域の状況によって左右されるため、パイロットは常にIFRへの切り替えも視野に置いて運航計画を立てる必要があります。
使い方・例文
朝霧で視程が通常のVFR最低条件をわずかに下回る空港周辺を小型機で飛行する際、パイロットが管制機関にスペシャルVFRを申請して承認を得ることで飛行を継続する場面で使われます。
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