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ジョヴァンニ・ボッカッチョとは?

じょゔぁんにぼっかっちょ

ジョヴァンニ・ボッカッチョは14世紀イタリアの作家で、物語集『デカメロン』の著者として知られ、ヨーロッパ散文文学の礎を築きました。

ジョヴァンニ・ボッカッチョ(1313〜1375年)は、イタリアルネサンスの先駆けを担った文学者です。フィレンツェ周辺で生まれ育ち、商人の家系ながら文学への情熱をもち、詩・散文・伝記など多岐にわたる作品を残しました。

最大の代表作は1350年代に完成した散文物語集『デカメロン』です。ペスト(黒死病)が猛威を振るう時代を背景に、フィレンツェ郊外に避難した10人の男女が10日間にわたって語り合う100篇の物語で構成されています。愛・運命・機知・人間の欲望をテーマに、聖職者の偽善や社会の矛盾を鋭く描き、中世の宗教的世界観から離れた人間中心の視点が特徴です。

『デカメロン』が文学史に与えた影響は非常に大きく、シェイクスピアやチョーサーなど後世の多くの作家が題材を借用しました。また、イタリア語散文の文体を確立した点でも評価されており、ダンテ・ペトラルカとともに「フィレンツェの三大文学者」と称されます。

ボッカッチョはほかにも、ダンテの伝記やギリシャ・ローマ神話の研究書を著すなど、古典文学の復興にも貢献しました。人間の感情と社会をリアルに描く姿勢は、のちのヨーロッパ小説の原点のひとつとされています。

使い方・例文

イタリア文学の授業や西洋文学の概論では、中世末期から近世への文学の転換点を示す代表例としてボッカッチョの『デカメロン』が取り上げられます。

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