ジョン・マクスウェル・クッツェーとは?
じょんまくすうぇるくっつぇー
J・M・クッツェーは南アフリカ出身のノーベル文学賞作家で、アパルトヘイト下の抑圧や植民地主義を鋭く描いた現代英語文学の巨匠です。
ジョン・マクスウェル・クッツェー(J. M. Coetzee、1940年生まれ)は、南アフリカのケープタウン出身の小説家・エッセイストで、現在はオーストラリア国籍を持ちます。2003年にノーベル文学賞を受賞したほか、ブッカー賞を二度受賞した(1983年『マイケル・K』、1999年『恥辱』)という記録を持ちます。
クッツェーの作品は、植民地主義・人種差別・権力の暴力・道徳的な問いかけを中心テーマとしています。アパルトヘイト体制下の南アフリカを背景にした作品群は、政治的抑圧の中で生きる人間の葛藤を内省的かつ鋭利な筆致で描き出しています。
主な代表作には以下があります。
- 『マイケル・K』(1983年)——戦時下の南アフリカを放浪する寡黙な男の物語
- 『フォー』(1986年)——ロビンソン・クルーソーを女性の視点から再解釈した実験的小説
- 『恥辱』(1999年)——大学教授が失墜していく過程を通じ南アフリカ社会を描く
その文体は簡潔で乾いており、感情的な過剰表現を排した抑制の効いた語りが特徴です。文学理論・翻訳・動物倫理など幅広い分野でも著述があり、現代英語文学を代表する知性として世界的に高く評価されています。
使い方・例文
「大学の英文学の授業や現代文学の読書会で『恥辱』が課題作として挙げられるとき、著者としてクッツェーの名前が登場します。」
この用語をシェア
最終更新: