ジョン・ネッシュとは?
じょんなっしゅ
ジョン・ナッシュはアメリカの数学者で、ゲーム理論における「ナッシュ均衡」の概念を確立し、ノーベル経済学賞を受賞したことで広く知られています。
ジョン・フォーブス・ナッシュ・ジュニア(1928〜2015年)はアメリカの数学者で、プリンストン大学を中心に活動しました。ゲーム理論・微分幾何学・偏微分方程式論にわたる幅広い業績を残しています。
最も広く知られる業績は、1950年の博士論文で提唱したナッシュ均衡の概念です。これは非協力ゲームにおいて、各プレイヤーが他のプレイヤーの戦略を所与として自分の利得を最大化している状態を指し、複数のプレイヤーが合理的に行動する際の安定点を数学的に定義したものです。
ナッシュ均衡の特徴と意義は次のとおりです。
- すべての有限ゲームに少なくとも1つのナッシュ均衡が存在することを証明
- 経済学・政治学・進化生物学など幅広い分野に応用
- 「囚人のジレンマ」など日常的な状況の分析に活用
- 市場競争・交渉・国際関係などの戦略分析の基礎ツールに
純粋数学の分野でも、ナッシュはリーマン多様体への等長埋め込みを示したナッシュ埋め込み定理など、高度な業績を残しています。1994年にはゲーム理論の貢献によりノーベル経済学賞を受賞しました。また、統合失調症との長い闘病の末に回復した経験が映画『ビューティフル・マインド』として描かれたことでも一般に知られています。
使い方・例文
ナッシュ均衡は、企業が価格競争を繰り広げる際にどこで価格が安定するかを予測するモデルとして、経済学の授業やビジネス戦略の分析で頻繁に登場します。
この用語をシェア
最終更新: