微分方程式とは?
びぶんほうていしき
微分方程式とは、未知の関数とその導関数の間の関係を表した方程式で、自然現象や工学的現象を数学的に記述する基本的な道具です。
微分方程式とは、未知関数とその微分(導関数)を含む方程式のことです。通常の方程式が数と数の関係を表すのに対し、微分方程式は「変化の仕方」そのものを式で表します。
微分方程式は大きく二種類に分けられます。一変数の関数とその常微分を含む常微分方程式と、複数の変数と偏微分を含む偏微分方程式です。また、微分の最高次数を階数と呼び、1階・2階・高階などに分類されます。
具体的な例として、次のようなものがあります。
- 人口増加モデル:増加速度が現在の人口に比例する(1階線形常微分方程式)
- 単振動:バネに繋がれた物体の振る舞い(2階常微分方程式)
- 熱伝導方程式:温度分布の時間変化(偏微分方程式)
- 波動方程式:音波・電磁波の伝播(偏微分方程式)
微分方程式の「解」は数値ではなく関数そのものであり、解を求めることを「積分する」とも言います。解析的に解けないケースも多く、その場合はコンピュータによる数値解法(オイラー法・ルンゲクッタ法など)が用いられます。物理・工学・経済学・生物学など、あらゆる科学分野の根幹をなす道具です。
使い方・例文
「ロケットの軌道計算」や「感染症の拡大予測モデル(SIRモデル)」など、時間とともに変化する現象を扱う場面で必ず登場します。
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