ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーとは?
じょぜふまろーどうぃりあむたーなー
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーとは、19世紀イギリスを代表する風景画家で、光と大気の劇的な表現により「光の画家」と呼ばれます。
J・M・W・ターナー(1775〜1851年)は、ロンドンのコヴェント・ガーデン近くに生まれたイギリスの画家です。幼少期から画才を示し、14歳でロイヤル・アカデミー・オブ・アーツに入学するという早熟ぶりを見せました。生涯独身を通し、精力的に旅をしながら膨大な数のスケッチと油彩・水彩画を残しています。
ターナーの絵画は、嵐・霧・夕暮れ・蒸気など大気と光のドラマを描くことに特化しており、写実的な描写よりも色彩と光の効果を優先した表現が際立ちます。代表作「雨、蒸気、速度」(1844年)は蒸気機関車を朦朧とした大気の中に溶け込ませ、産業革命の時代精神を象徴する作品として評価されています。また「戦艦テメレール」は、英国民に最も愛される絵画の一つに選ばれたことがあります。
ターナーの画風は当初批判を受けたものの、評論家ジョン・ラスキンが「近代画家論」で擁護したことで広く再評価されました。彼の光と色彩の解放的な表現は、後の印象派画家たちに先駆ける革新であったとも言われています。死後、膨大な遺作がテート・ブリテン(旧テート・ギャラリー)に収蔵されています。
使い方・例文
霧の中に溶け込む船や鉄道を描いたターナーの作品は、印象派の誕生より数十年前に光の表現を追求した先駆者として、美術史の授業で必ず取り上げられます。
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