ジョサイア・ロイスとは?
じょさいあろいす
ジョサイア・ロイスとは、19〜20世紀アメリカの哲学者で、絶対的観念論とコミュニティ論を展開したプラグマティズム時代の思想家です。
ジョサイア・ロイス(Josiah Royce、1855〜1916年)は、カリフォルニア州出身のアメリカの哲学者で、ハーバード大学で長年教鞭をとりました。ウィリアム・ジェイムズやチャールズ・サンダース・パースと同時代に活躍しながらも、プラグマティズムとは異なる「絶対的観念論」の立場を守り続けました。
ロイスの哲学の中心には「忠誠心(Loyalty)」の概念があります。彼は著書『忠誠の哲学(The Philosophy of Loyalty)』(1908年)において、個人の道徳的生は「忠誠に値する大義への忠誠」によってのみ完成されると論じました。さらに「忠誠への忠誠(Loyalty to Loyalty)」という普遍原理を提唱し、他者の忠誠心も尊重することが道徳の根本だとしました。
彼の思想の主要テーマには次のものがあります。
- 絶対者(Absolute)の存在を論理的に論証しようとした形而上学
- エラーや悪が絶対者の内部でいかに位置づけられるかという問題
- 共同体(コミュニティ)の倫理的・宗教的意義
- 記号論のパース理論を取り込んだ解釈共同体の概念
ロイスはアメリカ観念論の最大の代表者であり、その共同体論は20世紀の社会哲学にも影響を与えています。
使い方・例文
アメリカ哲学史の文脈で「ロイスはプラグマティズムが隆盛だった時代に観念論を擁護した孤高の哲学者」として紹介されます。
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