ジャン・コクトーとは?
じゃんこくとー
ジャン・コクトーは、詩・小説・戯曲・映画・絵画など多分野で活躍したフランスの芸術家で、20世紀前半のパリ芸術界の中心的人物です。
ジャン・コクトー(Jean Cocteau、1889〜1963年)は、パリ近郊マゾン=ラフィット生まれのフランスの詩人・小説家・劇作家・映画監督・画家・デザイナーです。10代でパリの文壇に登場し、生涯を通じてジャンルを超えた多彩な創作活動を展開しました。
コクトーはピカソ、ストラヴィンスキー、モディリアーニ、マルセル・プルーストら20世紀を代表する芸術家たちと交流し、前衛芸術の核心にいた人物です。バレエ・リュスの主催者ディアギレフと協力して台本を書き、作曲家グループ「フランス六人組」を世に紹介するなど、芸術プロデューサーとしての役割も果たしました。
主な業績は幅広い分野にわたります。
- 小説「恐るべき子供たち(Les Enfants terribles)」—— 兄妹の閉じた世界を描いた傑作
- 戯曲「オルフェ(Orphée)」—— ギリシャ神話を現代に翻案
- 映画「美女と野獣(La Belle et la Bête)」「オルフェ(Orphée)」—— 詩的映像美の金字塔
- 詩作・素描・壁画—— 教会装飾なども手がけた
1955年にはアカデミー・フランセーズの会員に選出され、フランス文化の象徴的存在となりました。
使い方・例文
フランス近代芸術やシュルレアリスム周辺の文化を学ぶ際に登場します。映画「美女と野獣」の原点として語られることも多く、総合芸術家の代名詞的存在として引用されます。
この用語をシェア
最終更新: