ジャン=クリストフとは?
じゃんくりすとふ
「ジャン=クリストフ」は、フランスの作家ロマン・ロランが著した大河小説で、ドイツ人音楽家を主人公に生涯と芸術的探求を描いた20世紀文学の傑作です。
「ジャン=クリストフ」(Jean-Christophe)は、フランスの作家ロマン・ロラン(Romain Rolland、1866〜1944年)が1904年から1912年にかけて発表した全10巻の大河小説です。ロランはこの作品によって1915年のノーベル文学賞を受賞しました。
物語の主人公はライン河畔の小都市に生まれたドイツ人音楽家ジャン=クリストフ・クラフトです。ベートーヴェンをモデルの一つとしたともいわれるこの天才音楽家が、幼少期の音楽的覚醒から青年期の苦悩、パリでの挫折と友情、そして精神的な成熟と死に至るまでの生涯を壮大なスケールで描いています。
作品の特徴として、音楽と文学の融合が挙げられます。交響曲の構造を意識した語りのリズム、音楽家の内面から見た音楽批評、ドイツとフランスの文化的対比などが随所に盛り込まれており、単なる個人の物語を超えた文化論・人間論としての深みを持っています。
20世紀初頭のヨーロッパを背景に、芸術家の理想と社会との摩擦、友情・愛・孤独・宗教・民族といった普遍的テーマが描かれており、発表当時から広く読まれ、日本でも複数の翻訳が出版されています。
使い方・例文
「ロマン・ロランの『ジャン=クリストフ』は、天才音楽家の生涯を通じて人間の魂の成長を描いた20世紀の長編小説として、文学の授業や読書リストで紹介されることが多い」という形で使われます。
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