ジェームズ・ジョイスとは?
じぇーむずじょいす
ジェームズ・ジョイスはアイルランドの小説家で、意識の流れの手法を極限まで突き詰めた『ユリシーズ』などで20世紀モダニズム文学を牽引しました。
ジェームズ・ジョイス(1882〜1941年)は、アイルランドのダブリンに生まれた小説家・詩人です。カトリックの家庭に育ち、厳格な宗教教育を受けましたが、のちにその束縛から離れ、故郷を離れてパリ・トリエステ・チューリッヒなどヨーロッパ各地で亡命生活を送りました。
ジョイスの作品は、技法の革新性において20世紀文学史上随一と評価されています。主な作品と特徴は次のとおりです。
- 『ダブリン市民』(1914年):短編集。ダブリンの市民生活をエピファニー(啓示の瞬間)の手法で切り取る
- 『若い芸術家の肖像』(1916年):自伝的長編。主人公スティーヴン・デダラスの精神的成長を描く
- 『ユリシーズ』(1922年):ダブリンの一日(1904年6月16日)を舞台にホメロスの叙事詩『オデュッセイア』と並列させた大作。意識の流れ、内的独白、多様な文体を駆使した20世紀最大の実験的小説
- 『フィネガンズ・ウェイク』(1939年):多言語を混合した造語で書かれた、解読困難な最後の大作
ジョイスの影響はウルフ、ベケット、ピンチョンら後続の作家に広がり、現代文学の可能性を大きく押し広げました。「ユリシーズ」が起こった6月16日は現在「ブルームズデイ」としてダブリン中で祝われています。
使い方・例文
「ジョイスの『ユリシーズ』はあまりに前衛的で難解だが、20世紀を代表する小説として文学研究者の間で今も議論が尽きない」という文脈で登場します。
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