ジェラード・マンリー・ホプキンスとは?
じぇらーどまんりーほぷきんす
ジェラード・マンリー・ホプキンスは、独自のリズム技法「スプラング・リズム」を編み出した19世紀イギリスの詩人・イエズス会司祭です。
ジェラード・マンリー・ホプキンス(Gerard Manley Hopkins、1844〜1889年)は、ヴィクトリア朝イギリスの詩人であり、ローマ・カトリックのイエズス会司祭でもありました。生前はほとんど作品を発表せず、その詩が世に広まったのは没後20年以上経ってからのことです。
ホプキンスの詩の最大の特徴はスプラング・リズム(Sprung Rhythm)という独自の韻律体系です。伝統的な強弱格を脱し、強拍の数を一定に保ちながら弱拍の数は自由に変化させるこのリズムは、日常の話し言葉や音楽のパルス感に近く、英詩に革命的な躍動感をもたらしました。
また「インスケイプ(inscape)」と「インストレス(instress)」という独自の美学概念を用いて、あらゆる事物が持つ固有の本質的パターンと、それが観者の魂に働きかける力を詩で表現しようとしました。主要作品には以下があります。
- 「神の偉大さ」(God's Grandeur)
- 「ウィンドホバー」(The Windhover)
- 「ピード・ビューティー」(Pied Beauty)
ホプキンスの詩はT.S.エリオットやW.H.オーデンら20世紀モダニズム詩人に多大な影響を与え、英語詩の革新の先駆けとして現代に至るまで高く評価されています。
使い方・例文
英文学の詩論や英詩史の授業で「スプラング・リズム」と「モダニズムの先駆」を論じる際に、ホプキンスの作品が必ず取り上げられます。
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