シカゴ派とは?
しかごは
シカゴ派とは、19世紀末から20世紀初頭にアメリカ・シカゴで興った建築運動で、鉄骨構造と大きなガラス窓を用いた高層ビルの先駆けとして知られます。
シカゴ派(Chicago School)とは、1880年代から1900年代にかけてアメリカ・シカゴで発展した建築の流派です。1871年のシカゴ大火後の都市再建を背景に、鉄骨(スチール)フレーム構造と当時革新的だったエレベーターの実用化を活かした高層オフィスビルが次々と建設されたことから、近代建築の発展に決定的な影響を与えました。
シカゴ派の主な特徴と代表的な建築家は以下のとおりです。
- 外壁を支持するのではなく内部の鉄骨フレームで荷重を負担する「カーテンウォール」的な構造の採用
- 採光を重視した「シカゴ窓」(大きな中央固定窓と両側の小窓のセット)の多用
- 装飾を抑えた合理的・機能主義的なデザイン
- ルイス・サリヴァンによる「形は機能に従う(Form follows function)」という建築思想の確立
- ダニエル・バーナム、ジョン・ルート、ウィリアム・ジェニー、マーティン・ルーチェらが代表的建築家
シカゴ派はその後、フランク・ロイド・ライトなどの近代建築家に影響を与え、20世紀の国際様式(インターナショナル・スタイル)にもつながる系譜として位置づけられています。社会学・経済学にも「シカゴ学派」という用語がありますが、文脈によって区別が必要です。
使い方・例文
建築史や都市デザインの文脈で「シカゴ派のビルに見られる大きなガラス窓と鉄骨の外観は、現代の高層ビルの原型となった」のように使われます。シカゴのダウンタウンには当時の建物が現存するものもあります。
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